20kg近い息子を抱えて通った、年少の登園渋り。私がやったことと7か月の記録

子育て

「幼稚園行きたくない!」

朝から大泣き。
着替えも嫌。
玄関から動かない。
園の門が見えると、さらに泣く。

「こんなに泣いているのに、幼稚園へ連れて行っていいの?」
「休ませたほうがいいのかな?」
「どうしてうちの子だけ……」

そんなふうに悩んでいませんか?

わが家の息子も、年少で幼稚園に入園した翌日から、激しい登園渋りが始まりました。
泣くだけではありません。

 大声で叫ぶ。
 暴れる。
 制服を破る。
 嘔吐する。

最後には、20kg近くある息子を抱えて幼稚園へ向かっていました。
登園渋りは、わが家にとって「朝ちょっと泣く」というレベルではありませんでした。

今回は、わが家の息子に起きた登園渋りの様子と、私が実際にやってみたことをまとめます。

同じように毎朝悩んでいるママに、少しでも「うちだけじゃない」と思ってもらえたらうれしいです。

入園式の翌日から始まった息子の登園渋り

幼稚園へ向かう父親と息子

息子は1歳から保育園に通っていました。
そのため、
「保育園に行っていたし、幼稚園もきっと大丈夫」と、私はどこか安心していました。

ところが、入園式の翌日。
登園渋りが始まりました。

朝起きるなり、大泣き。
家を出る時間が近づくと「寂しい……」と大泣き。

わが家では、
Eテレの「みんなのうた」が終わったらテレビを消して、幼稚園へ行くという約束をしていました。

でも、「テレビを消して準備しようか」と言っただけで大泣き。

「絶対にいかないー!」

「あー!!!」

と大叫び、大暴れすることもありました。

着替えも一苦労。
制服を見て、
「こんなのゴミ!」 と言い、
はさみで切ろうとしたこともあります。

なんとか着替えて家を出ても、幼稚園が近づくとまた泣く。
逃げようとする息子を抱きかかえて連れて行ったこともありました。

当時、息子は20kg近く。
抱っこして歩いて、疲れたら休憩。
また抱っこして、また休憩。
そんなことを繰り返しながら、幼稚園へ向かっていました。

そして、登園渋りがひどくなるにつれて、泣きすぎて吐いてしまうことも。

幼稚園では、制服のシャツを引きちぎってしまったこともありました。
数えるほどしか着ていない制服の胸のあたりが、
びりびりに。

今振り返っても、
「そこまで嫌だったんだ……」と思います。

当時の私は、
「どうしたらいいの?」という気持ちでいっぱいでした。

周りの目も気になりました。

「こんなに泣いている子を、無理やり幼稚園へ連れて行っていいのかな」

と悩み、息子を幼稚園へ送ったあと、泣きながら帰った日もあります。

それでも、毎朝なんとか幼稚園へ連れて行きました。

そして、この登園渋りと向き合うために、私は色々なことを試しました。

登園渋りの息子に私がやってみた7つのこと

ここからは、当時の私が実際にやってみたことです。
もちろん、子どもによって合う方法は違います。
「こんな方法もあるんだな」くらいの気持ちで読んでいただければと思います。

①私の似顔絵を描いて「お守り」にした

いろいろ試した中で、私が一番効果を感じたのが、私の似顔絵をお守りにすることでした。

手作りの似顔絵のお守り

厚紙に私の似顔絵を描いて、息子に持たせました。

「ママはここにいるよ」という気持ちを込めて。

幼稚園で寂しくなったときに、この絵を見たら少し安心できるかなと思ったんです。
もちろん、これだけで登園渋りがなくなったわけではありません。

それでも、息子にとって「ママを感じられるもの」が手元にあることは、少し安心につながったのだと思います。

幼稚園で先生と話をするきっかけになったり、
不安になったときにポケットから取り出して見て、落ち着くことができたようです。

私が試した中では、一番効果を感じた方法でした。

②私がいつも使っているハンドクリームを塗る

出発前に、いつも私が使っているハンドクリームを「ママと同じ匂いだよ」と伝えながら息子の手に塗りました。

幼稚園にいる間も、少しでもママのことを思い出して安心できたらいいなと思ったからです。

ママ愛用のハンドクリーム

実際に、幼稚園で泣いてた時に手からママの匂いがしてすぐ泣きやめたと息子は話してくれました。

今思うと、息子には「ママとつながっている」と感じられるものが必要だったのかもしれません。

③抱っこを求められたら、ひたすら抱っこ

「抱っこして」

と言われたら、できるだけ抱っこしました。
当時20kg近かったので、もちろん体力的には大変です。

家を出るときも抱っこ。

途中で休憩して、また抱っこ。

幼稚園が近づいて泣けば、また抱っこ。

毎日のように繰り返しました。
今思えば、息子は「甘やかしてほしい」というより、

「大丈夫だよ」

と確認したかったのかもしれません。
だから、抱っこを求めてきたときは、できるだけ応えていました。

④大泣きしているときは、落ち着くまで少し待つ

大泣きしているときに、

「早く着替えて!」

「もう行くよ!」

と言い続けても、さらにヒートアップしてしまうことがありました。

そんなときは、少し落ち着くまで待つことも。すぐに気持ちを切り替えられなくても仕方ない。
そう思って、少し時間を置くようにしました。

もちろん、毎回うまくいったわけではありません。
それでも、「今はまず落ち着くことが先」と思えるだけで、私自身の焦りも少し減った気がします。

⑤一人で抱え込まず、児童相談所に相談

登園渋りがあまりにも激しくなり、
「もう私一人では抱えきれない」
と思ったとき、児童相談所にも相談しました。

「こんなことで相談していいのかな」という迷いもありました。

でも、毎朝泣いて暴れる息子を前に、私自身もかなり追い詰められていました。
一人で悩んでいると、どうしても視野が狭くなります。

誰かに話を聞いてもらうだけでも、
「私だけで抱えなくてもいいんだ」と思えることがあります。

登園渋りが長く続いて、親子ともにつらいときは、園や相談機関などに相談することも一つの方法だと思います。

⑥お友達への手紙が、大きなきっかけに

お友達にもらったたくさんのお手紙

そして、息子にとって大きかったのが、お友達とのつながりでした。

お出かけ先で出会った女の子に、息子がお手紙を書くようになりました。
すると、その女の子から返事が届いたんです。

それが息子にとって、とても嬉しかったようで。

返事をもらうたびに、また手紙を書く。
恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに書いていました。

そして幼稚園の門に着くと、

「○○ちゃんいる?」

と先生に聞くようになりました。

そして、一緒に手紙を渡す。

そのお友達の存在が、息子にとって幼稚園へ行く大きなきっかけになったと思っています。

「その子のおかげで行けるようになった」と言っても過言ではないくらいです。
本当に感謝しています。

⑦ポケモンGOを始めて「幼稚園の先」に楽しみを作った

大好きなポケモンの人形

もう一つ、息子が楽しめることを作るために始めたのがポケモンGOでした。

ただ始めるだけではなく、

「今日は何匹捕まえよう!」

「今日は○○を倒そう!」

など、その日の小さな目的を決めました。

「幼稚園に行かなきゃ」ということだけを考えると、息子にとってはつらい。

だから、

「今日は帰りにポケモンを探そう」

という楽しみを作りました。

これも、息子の気持ちを切り替えるきっかけの一つになったと思います。

なぜ息子はそこまで幼稚園を嫌がったのか

今振り返ると、保育園と幼稚園の環境の違いも大きかったのだと思います。

息子は1歳から保育園に通っていました。
保育園では、園について大泣きしても、先生が私から息子を受け取って、ずっと抱っこしてくれたり寄り添ってくれたりしていました。

一方、幼稚園では門の前でママパパとバイバイ。
そこからは自分で入っていかなければなりません。

さらに、園に入ったあとは自分で支度をします。

当時3歳だった息子は、ボタンを上手に閉められない。
カバンのパッチンもうまくとめられない。

「できないこと」が、本人にとってかなりつらかったのだと思います。
息子はもともと「ちゃんとできなきゃ」という気持ちが強い子でした。

運動会やダンスの練習でも、間違えないように一生懸命。

終わったあとに「間違えちゃった」と、とても気にするくらい完璧にやりたい気持ちが強い。

子どもにとって、何でも正しくできることだけが大切なのではなく、安心して楽しく過ごせることが一番大切だと、息子の登園渋りを通して考えるようになりました。

登園渋りは4月から10月末まで続きました

息子の登園渋りは、4月から10月末頃まで続きました。

約7か月。

本当に長かったです。

私の両親も義両親も遠方。

引っ越してきたばかりで、友達もいませんでした。

相談できる人も身近にいません。

毎朝泣いて暴れる息子を見ながら、

「なんでうちの子は……」

と何度も思いました。

それでも、少しずつ変化がありました。

そして、10月末を過ぎた頃から、今度は別のことが気になるようになりました。

登園渋りのあと、今度は頻尿が…

それが「トイレが近い」という変化でした。

家でも、何かに夢中になっていないと5分に1回くらいトイレ。

食事中でも、

「トイレ!」

テレビを見ていても、

「トイレ!」

帰省で新幹線に乗っているときも10分に1回くらい。

お出かけしていても「トイレ、トイレ」。

車で移動していても、すぐにトイレ。

登園渋りが続いたあとだったこともあり、私はとても心配になりました。

子どもの頻尿にはさまざまな原因があるため、気になる場合は自己判断せず、医療機関へ相談することも大切です。

わが家で頻尿が始まってからどうしたのか、どんな様子だったのかについては、別記事で詳しくまとめます。

登園渋りを経験して、今になって思うこと

当時は、

「どうしたら幼稚園へ行けるの?」

そればかり考えていました。

でも今振り返ると、息子は息子なりに一生懸命だったのだと思います。

ママと離れるのが寂しい。

新しい環境が不安。

自分でできないことが嫌。

ちゃんとできないことがつらい。

いろいろな気持ちが重なっていたのかもしれません。

今では、幼稚園の帰りの支度もかなり早くなったそうです。

負けず嫌いなので、

「1番になりたい!」

という気持ちもあるようです。

あの頃はできなかったことも、今では少しずつできるようになりました。

だからこそ、今は、

「子どもが安心して、楽しい気持ちで過ごせることが大切なんだ」

と思っています。

もちろん、幼稚園でいろいろな経験をすることも大切。

できないことに挑戦することも大切。

でも、それと同じくらい、

「ここにいて大丈夫」

と思える安心感が大切なんだと思います。

まとめ|登園渋りの7か月を親子で乗り越えて

息子の登園渋りは、入園式の翌日から始まりました。

朝から大泣きして、着替えを嫌がり、幼稚園へ行くことを拒否。

20kg近い息子を抱っこして、休憩しながら幼稚園へ向かったこともあります。

泣きすぎて吐いたり、制服をはさみで切ろうとしたり、実際に幼稚園で制服を引きちぎったり。

今振り返っても、本当に大変な7か月でした。

そんな中で私がやってみたのが、

  • 私の似顔絵をお守りにする
  • いつも使っているハンドクリームを塗る
  • 抱っこを求められたら抱っこする
  • 落ち着くまで少し待つ
  • 児童相談所に相談する
  • お友達と手紙のやり取りをする
  • ポケモンGOで小さな楽しみを作る

ということでした。

特に、私の似顔絵のお守りと、お友達との手紙のやり取りは、息子にとって大きな支えになったと思っています。

登園渋りの真っ最中は、

「いつまで続くんだろう」

「このままで大丈夫なのかな」

と不安になります。

私もそうでした。

でも、子どもによって慣れるまでの時間も、安心できる方法も違います。

もし今、毎朝「幼稚園行きたくない」と泣くお子さんと向き合っているなら、

「うちだけなのかな」

と思わなくても大丈夫。

わが家にも、そんな7か月がありました。

そして、登園渋りが落ち着いたあと、息子には今度「頻尿」という変化がありました。

こちらについても、わが家で実際にどう向き合ったのか、別の記事で詳しくまとめていきたいと思います。

この記事を書いた人
あいちママ

愛知県で5歳の男の子を育てている30代ママです。

子どもとのお出かけを中心に、子育て・暮らし・スイーツなど、実際に体験して「よかった!」と思ったことを紹介しています。

同じ子育て世代の方に、リアルで役立つ情報と、毎日のちょっとした楽しみをお届けできたら嬉しいです。

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